[アップデート]Amazon CloudWatch Metric Streams のメトリクス名によるフィルタリングができるようになりました。

[アップデート]Amazon CloudWatch Metric Streams のメトリクス名によるフィルタリングができるようになりました。

Clock Icon2023.05.10

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はじめに

Amazon CloudWatch Metric Streamsとは、CloudWatch MetricのデータをKinesis Data Firehoseに流し込むことができる機能です。

Firehose はストリームデータをS3や外部SaaSに送信できるため、CloudWatch Metricのデータを容易に外部SaaSの監視ツールと連携することができます。

今回のアップデートでは、CloudWatch Metricのメトリクスをフィルタリングし、Firehoseにデータを流し込む事ができるようになりました。

アップデートによって、Firehoseの送信先では、必要なメトリクスのみを保存・監視できるため、運用コストの低減やコスト削減などのメリットがあります。

実際に触ってみましょう。

現状を確認

今回は、CloudWatch Metric Streamsを利用し、 New Relic にメトリクスを送信する環境があったので、その環境でアップデート内容を確認します。

環境は、以下の記事を参考に作成できます。

Metric Streams側の現状を確認すると、今回のアップデートであるSelect metrics for the metric streamが追加されていますね。また、すべてのメトリクスが選択されています。

New Relic側では、ストリーミングする名前空間で選択したECS/ContainerInsightsDesiredTaskCountDeploymentCountなどのメトリクスが確認できます。

メトリクスのフィルタリングをしてみる

それでは、メトリクスのフィルタリングをしてみましょう。

今回は、ストリーミングする名前空間で選択したECS/ContainerInsightsのうちDesiredTaskCountのみをNew Relicに送信するようにフィルタリングをかけます。

メトリクスストリームの編集から[Select metrics to be included]のうち、名前空間をECS/ContainerInsights、メトリクス名をDesiredTaskCountとし、保存します。

数分後に、New Relic側では、DesiredTaskCountDeploymentCountなどのメトリクスを確認してみます。

フィルタリングで選択したDesiredTaskCountは、New Relic側で確認できますが、その他のDeploymentCountなどは、メトリクスが送信されていないことが分かりますね。

最後に

今回のアップデートで、メトリクスデータをフィルタリングして送信することで、必要なメトリクスのみを保存、監視できるため、運用コストの低減やコスト削減などのメリットがあります。

ぜひ使ってみてください。

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